TDRトンネルライニング工法

工法について

矢板工法トンネルの補強技術

本補強技術は、既設覆工の内空側に補強鉄筋を配筋し、TDRショット(Tough and Durable Repair shot)工法により高品質のモルタルを吹付けた内巻補強工によって、構造性能を向上させます。

既設覆工と内巻補強工の接合面には円柱型シヤキーとあと施工アンカーを施工し、合成梁とすることで、巻厚が不足する既設覆工に対しても補強設計・施工が可能になります

工法の特徴

  • 接合部を確実に一体化することが可能
  • 既設覆工と内巻補強工を一体化と見なした信頼性の高い設計
  • 高い耐久性と剥落抵抗性
  • 仕上り面の健全性と平滑性
  • 既設覆工の形状や必要とする補強厚さに対する広い適用性
  • NATMで施工されたトンネルでの巻厚不足箇所の補強にも対応可能
  • 不良地山での耐震性能向上のための補強にも対応可能

技術データ

TDRモルタルの標準配合

単位量[kg/m3] 硬化促進剤(※2)[kg]
TDRモルタル(※1)
1900 266 38

※1)0.5Vol%のビニロンファイバーを含む
※2)表層20mmにはナイロンファイバー50g/m3も
添加

TDRモルタルのフレッシュ性状と施工性

ミニスランプ(mm) モルタル吐出量(m3/hr) はね返り率(%)
95±25 0.2~1.0 2~5

補強設計

STEP 1

設計条件の整理

  • 事前調査に基づき、設計に必要な情報を整理
  • 目標とする耐力等の要求性能を設定

STEP 2

補強断面の検討

  • M-N破壊包絡曲線を用いた検討
  • 現状の断面性能の把握
  • 内巻補強工の厚さ、補強鉄筋の配筋を設定

STEP 3

構造設計

  • 既設覆工と内巻補強工の接合部を設計
  • 有限要素解析による構造計算
  • 設計荷重を与えた時の接合部に生じる応力を照査

M-N破壊包絡曲線を用いた検討

接合部のせん断応力照査

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